リハビリ月間を記念して、STOTT PILATESの受講生、Venus Ng Carrilesの感動的なストーリーをお伝えします。彼女は、人生を変えるようなギラン・バレー症候群(GBS)との闘いの後、ピラティスを利用してリハビリの道のりを変容しましたムーブメントを通して忍耐、癒し、そして強さを再発見したVenusの旅です。現在、ピラティスのインストラクターとして研修中の彼女は、自身のリハビリの過程でピラティスがいかに重要な役割を果たしたか、また、ピラティスがどのように彼女の指導哲学を形成し、他の人々の個人的なウェルネスの旅を導き続けているかを語っています。
トライアスリートからピラティス支持者になるまで:Venusのストーリー

シンガポール系中国人女性のVenusは現在アブダビに住んでいます。これまで常に活動的な生活を送ってきました。20代半ばにはマラソンやトライアスロンに挑戦し、ネパールのアンナプルナベースキャンプまでトレッキングしたこともあります。しかし2019年にギラン・バレー症候群と診断されます。これは末梢神経系の損傷により急速に筋肉が弱くなる稀な自己免疫疾患です。その後、彼女の人生は予期せぬ方向に転換してしまいます。1歳の娘との時間を楽しんでいた生活から、頭を上げたりトイレに行くなどの基本的な機能を失う生活を送るようになったのです。
重度の症状にもかかわらず、治療のお陰ですぐに回復したのですが、その後遺症で筋肉量が低下し、慢性的な疲労と痛みに襲われるようになりました。さまざまなフォームのエクササイズを試しましたが効果は出ず、その後2023年にピラティスに出会ったのです。

「親友からリフォーマーピラティスに誘われたんです。家の近くのスタジオに行ってセッションを試してみました。たまたま、Merrithewリフォーマーだったのです!最初のセッションで効果を確信し、活力を取り戻してクラスを後にしました。体のあらゆる部分が鍛えられたように感じました。クラスは難しかったですが、呼吸を整えて何とか乗り越えることができました」
その時からピラティスはVenusの日常に欠かせないものとなり、徐々に体力、スタミナ、全身の健康を取り戻していきました。
リカバリーに発揮するピラティスの力

ピラティスはVenusのリカバリーにおけるターニングポイントとなりました。「これだ」と思った瞬間があったわけではありませんが、時間の経過と共に自分の体が変化していることに気づきました。疲労感も感じなくなり、痛みなく動けるようになりました。コントロールされたマインドフルな動きに焦点を当てたピラティスにより、彼女は体に負担をかけずに体力を取り戻すことができたのです。
STOTT PILATESの基本原則である「呼吸」は、Venusの初期のセッションにおいて特に有益でした。「最初の数回のクラスを乗り切るには、呼吸が非常に重要でした。呼吸に集中することで気持ちが落ち着き、筋肉の深部を活性化できたのです」とVenusは説明します。
励ましのサポート体制

回復するまでの期間には強力なサポートシステムがあり、VenusはSTOTT PILATES集中リフォーマーコースへの登録を勧められました。このコミュニティはVenusのリカバリープロセスにおいて極めて重要な意味を持ち、インストラクタートレーニングに励むために必要なモチベーションを与えてくれました。
Venusは、他の人々を指導するためのツールと自信を与えてくれたSTOTT PILATESトレーニングプログラムを高く評価しています。最終認定試験はまだ受けていませんが、STOTT PILATESの受講生としてのVenusの経験は大きな変革をもたらしてくれました。「私はLeonieke Albreghsという素晴らしいインストラクターに恵まれました。彼女の広範な知識とMerrithewが提供するツール、そしてサポートしてくれる受講生仲間の存在が素晴らしい効果をもたらしてくれたのです。このコースは非常に集中的で情報量が多かったのですが、インストラクターになるための準備には非常に重要でした。。優れた基礎と重要な原則があり、クラス用の創造的なプログラムを開発することができました」とVenusは語ります。
共感と理解からの指導
Venusは現在、実践指導を通じてSTOTT PILATESの認定インストラクターになる準備をしており、ここでは自身のリカバリー経験が彼女のアプローチを大きく形作っています。リハビリに励んでいるクライアントには特に共感を持ち、セッションでは温かく協力的な環境を作り出すことを重視しています。「クライアントの可能性を制限しないよう努めています。クライアントの長所を評価し、プランクを想像以上に長くキープするなど、達成可能な課題を追加しています。その達成感は信じられないほど素晴らしいものなんです」と彼女は説明します。
Venusは、物理的な側面だけでなくピラティスの精神的および社会的利点を信じており、クライアントがお互いのつながりとサポートを感じられるスペースを作っています。グループクラスやプライベートセッションにおいてもコミュニティ感覚を育むよう努め、回復に向けて長期的成功に不可欠なムーブメントに励む中で、クライアントが喜びと笑いを見出せるようサポートしています。
参加を躊躇されている方へのアドバイス
リハビリの一環としてのピラティス利用を迷っている方に、Venusはシンプルながら力強いアドバイスを提供しています。「資格のあるピラティスインストラクターを見つけて、1度プライベートクラスを受講してみてください。健康に関する自身の不安を解消するようセッションを調整してもらうことで安心感が得られ、より楽しいセッションを体験できます」Venusはまた、準備ができた時点でグループクラスに参加することも奨励し、ピラティスコミュニティの温かさとサポートがモチベーションを維持する原動力となることを強調しています。
回復力と再発見の旅
GBSの診断という心が折れるような状況から熱心なピラティス実践者になるまでのVenusの道のりは、人の体と精神の強さを表しています。彼女のストーリーは、マインドフルなムーブメントに焦点を当てたピラティスがリカバリーへの強力なツールとなり、強さの再構築だけでなく自意識を取り戻すためにいかに役立つかを伝えてくれます。Venusはピラティスの実践者および指導者としての旅を続けながら、ピラティスを通じて治癒への道を自身で見つけられるよう、人々にインスピレーションを与えています。